自転車のまちづくりプロジェクト
プロジェクトの役割
平成9(1997)年12月の地球温暖化防止京都会議において、日本の温室効果ガス削減目標は6%に決まったたが、民生部門や運輸部門のCO2は増えつづけており、各種対策の効果がまだあらわれていない現状でる。民生部門や運輸部門からのCO2削減対策の実行には、自治体のリーダーシップが不可欠であることから、環境自治体会議は自治体の温暖化対策推進のサポートを行っていくこととした。その中のひとつである自転車のまちづくりプロジェクトは、日常生活あるいは観光用に自転車を活用することによって地域内の運輸部門からのCO2量を削減していこうとするものである。
平成10(1998)年度には、茨城県古河市、秋田県二ツ井町の2つの会員自治体によって、共用自転車等を導入するための事業がスタートし、導入に向けての実施計画作りを進めた。両自治体それぞれのプロジェクトチームが発足し、専門委員会、アンケート調査、シンポジウムなどが行われた。
環境自治体会議としては、自転車のまちづくりを進める自治体がノウハウを交換したり、自転車等の資材を融通しあうことができれば、個々の自治体の取り組みもより充実したものになると考え、上記プロジェクトとは別に、相互連絡組織としての「自転車のまちづくり委員会」を発足することにした。
自転車のまちづくり委員会
- 自転車のまちづくりを進めようをしている会員自治体同士の連携を念頭においた情報交換
- 学識経験者の方々からの具体的な助言を得る
- 自転車団体や環境NGOとの連携の可能性を探る
- 事業を円滑に推進するための国などとの情報交換
委員構成
- 座長:大村謙二郎 筑波大学教授(環境都市計画)
- 委員:山川 仁 東京都立大学助教授(交通計画)
- 委員:黒坂三和子 世界資源研究所上席研究員
- 委員:堤 良三 (財)自転車産業振興協会参与(前常務理事)
- 委員:福本俊明 建設省都市計画課都市交通調査室長
- 委員(依頼中):笠井 浩 建設省道路環境課駐車場整備調整官
- 委員:中川慎治 運輸省地球環境保全・エネルギー対策企画官
- 委員:瀬戸比呂志 通商産業省車両課長
- 委員:高木勇人 警察庁交通局交通規制課 理事官
- 委員:生亀孝志 総務庁長官官房交通安全対策室参事官
- 委員:竹本和彦 環境庁環境保全対策課長
- 委員:小久保忠男 茨城県古河市長
- 委員:丸岡一直 秋田県二ツ井町長
- 委員:西田 穣 地域計画研究所/環境自治体会議専門委員
委員会開催経過
- 第1回部会:1999年1月11日(月)開催。
- 古河市、二ツ井町の取り組み状況の報告。
- 両市町などから現時点における国への要望。
- 要望に対する各委員からのコメント。(国への要望は、道路構造の改善、財政の補助など)
- 第2回部会:1999年5月17日(月)開催。
- 古河市、二ツ井町でそれぞれ策定された自転車計画の概要説明。
- それらに対する関連各省庁からの質問・コメント。
- 第3回部会:1999年10月25日(月)開催。
- 欧州における自転車のまちづくりの取り組み(ドイツ、オランダ)紹介。
- 自治体における自転車のまちづくり実証実験の進展状況報告(二ツ井町、古河市)。
- 自転車のまちづくり実証実験に際しての課題提起。
- 自転車のまちづくりに関する自治体および企業の取り組み紹介。
- 以上に対する各省庁のコメントおよび取り組み紹介。
- 「クルマのない日」の実験について。
- (欧州における「クルマのない日」の事例紹介、渋谷区における「クルマのない日」の試み)