斜里会議宣言

1996年5月、北海道知床の地、斜里に集った私たちは次のことを確認しあった。

環境自治体会議は今年で、5回目となるが、明らかに新しい段階に到達している。

今回の斜里会議は、6つの分科会で「みどりと人間の調和」のあり方が多面的に議論され、専門家・市民団体・自治体職員などの意欲的な提言が相次いだ。

市民と市民、市民と自治体の信頼関係のあり方を模索し、あるいは市民生活と自然保護の緊張した関係を認識しつつ、共生のありようを探るのに、この斜里が、日本で最もふわさしい地であることが議論に大きく貢献した。

あらためて述べる。

今や、環境問題は地球規模でも地域事情でも待ったなしである。

そのことを前提としつつ、社会的公正、経済効率とともに人間生活と環境の調和が、社会のあり方の大原則にならなければならない。

自治体は社会に、この原則を定着させることができる最も重要な社会的組織である。

「環境自治体会議」が、このような実践の交流の場として発展していくために、会議参加者はそれぞれの立場で最大限努力することを誓う。

以上、宣言する。

1996年5月24日
第5回環境自治体会議参加者一同