今日は初めて大潟村に入る。8:54大宮発こまち7号で、12:37秋田着。特急かもしか3号に乗り継いで13:06に八郎潟駅についた。駅では大潟村住民生活課主席課長補佐のTさんが迎えに来てくれていた。大潟村は琵琶湖に次ぎ日本第二の湖であった八郎潟を干拓し、1964年に発足した自治体である。干拓地は日本農業のモデルとなり得る近代的な営農技術を導入した大規模農業の実現と、農村社会のモデルにふさわしい新農村建設の目的で創設された村である。2001年には村民が主体となり「大潟村環境創造型農業宣言」が出され、環境保全型農業や残存湖である八郎湖の水質改善に取り組んでいる。
Tさんの車で駅を出て、ほどなく干拓地にはいった。どこまでもまっすぐの道、その両側にある植樹帯、さらにその外側にある圃場は、本州離れした北海道を思わせるスケールの大きな風景である。干拓地であるため海抜ゼロメートル以下であり、大潟富士と名付けられた日本一低い山がある。その山の脇を通って中央幹線排水路を渡り、干拓地の西部にある総合中心地にはいった。村内の建物はすべてこの総合中心地に建てられており、計画的な市街地になっている。役場や公民館、学校などの公共施設はさらにこの中心部に集められている。その周囲には住宅が整然と建てられている。まず役場で村長を表敬訪問した後、Tさんに干拓博物館に連れていってもらった。干拓博物館では干拓の歴史が時代を追ってわかる。特に入植当時の住居を再現したものが興味深かった。続いてその隣にある産直センター潟の店を訪れた。村で取れた農産物や加工品がたくさん並べられており、それらを買い求める人で賑わっていた。村の外から買いに来るそうである。そのあと車で移動し南部排水機場へ行った。ここは中央幹線排水路からの水を調整池(八郎湖)に汲み出すなどの役割を担っている。展望室に昇ると、海と八郎湖を結ぶ防潮水門も見えた。
役場に戻って打ち合わせをした後、今日の宿泊先であるホテルサンルーラル大潟に送ってもらった。このホテルは村が建設した第3セクターの施設であり、200人収容できる宿泊施設や1000人収容のホール、8階には展望温泉浴場がある。この日は何かのパーティが2つ行われていた。ホテルの部屋は洋室のシングルを予約してもらっていたのだが、新しくて快適な部屋だった。温泉浴場も快適で地元の人とみられる親子連れも入浴していた。
翌朝は8:30にTさんがホテルに迎えに来てくれた。役場について9時前まで村長と懇談。9時からLAS-Eの研修会に臨んだ。職員数50数名のうちの7割ぐらいの人が集まった。村長の挨拶の後、LAS-Eについて1時間程度話した。10:30前からは目標設定委員会で村民の方4名と職員4名、副村長が集まった。副村長の議事進行で大潟村の環境マネジメントシステムの概要についてTさんが話をした後、目標案について審議した。大潟村ではH15年度からエコオフィスプランを実行しており、H13~14の平均に比べH15~18の平均はかなり削減している。H19~23の平均を電気・ガス・灯油・水道・コピー用紙について5%削減、ガソリン・軽油が現状維持とすることなどが決まった。H19年度単年度の目標については、12月から4ヶ月の取り組みになるため、月別の変動を調べてから改めて事務局が提案することになった。そして委員会は11:30頃には終了した。
Tさんとサンルーラル大潟で昼食を取ったあと、TOさんに八郎潟駅に送ってもらい、13:19の普通列車秋田行きで帰途についた。