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従来の伝統的地方経営は行き詰まりを見せはじめた。夕張はその象徴であろう。しかし、問題を消極的にだけ捉えることはない。状況を改革していく力をわたしたちは十分にもっていると思うからだ。
ではいかなる合成力が生まれたとき、突破力になるであろうか。次の三つのベクトルが合成されればと思う。 第一のベクトルは市民力である。どれだけ地域の問題を自分個人の問題と重ね合わせて行動する社会的責任をもつ市民がいるかである。 第二のベクトルは市民経済力だ。従来の企業本位ではなく、社会との調和なかんずく環境との共生を主眼とした起業力を発揮できるかどうか、である。 第三のベクトルは、それらの志向が自治体を基盤として「総合力」に転化できるかどうかである。福祉・社会構造・経済活動・自然条件を地域においてバランスし総合化する力といってもよい。 環境自治体会議、生まれて十数年。いまや環境問題を環境の範囲で論ずる時代が過去のものになったことを身をもって示す状況の中にいる、と自覚したい。 ( 巻頭言より )
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● 目次 |
環境自治体会議/環境自治体会議環境政策研究所 編 A4判 190ページ 定価 3,150円(税込) |
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○第1部:環境自治体づくりの最前線
第1章 過渡期を迎えた自治体ISO14001──環境マネジメント運用状況調査結果報告
1.環境マネジメントシステムの普及と変遷
2.運用ツールの利用動向
3.EMS の運用実態を分析する
4.運用・継続にあたっての課題と工夫
(資料)ISO14001 登録返上後の自治体一覧表
環境マネジメントシステム(EMS)運用状況に関する調査結果(市区町村編)
第2章 実践編――分野別の最新政策動向
・温暖化対策実行計画は施設別に管理すべし
・やってみよう──自治体の交通CO2 対策と評価
・数値目標を定めて地産地消を推進!(越前市食育実践プログラム)
・湖から陸域までの行政と住民の連携による琵琶湖環境改善
・アスベスト条例で市民の安心・安全を守る(千葉県我孫子市)
・自治体はプラスチックの分別収集に背を向けるな
・なぜ、いまエコガバナンスか(愛知県新城市)
○第2部:環境自治体会議 会員自治体の政策動向
第3章 環境自治体会議の共通目標とその達成状況
1.共通目標とは何か
2.達成状況をどのように把握するか
3.共通目標達成に向けた会員自治体の取り組み状況
4.共通目標の分野別にみた会員自治体の取り組み状況
第4章 会員自治体の概要と重点的な取り組み
○資料編
環境自治体会議とは/環境自治体会議 これまでの軌跡/
環境自治体づくり関連年表(1992〜2006)/環境自治体会議 自治体会員名簿
○特別資料 全国市区町村の90・00・03年CO2排出量推計
特別資料の概要/自治体別データの意味
推計の考え方/データ編
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