LAS−E判定結果について
2006年12月20日
判定委員長 寺西 俊一
判定委員 山本 武
判定委員 杉本 裕明
判定委員 佐藤 徹
1.申請自治体
兵庫県伊丹市
2.申請類型区分
エコアクション(環境活動)部門 第1ステージ
エコマネジメント(環境経営)部門 第1ステージ
エコガバナンス(環境自治)部門 第1ステージ
3.合否判定結果
判定委員会において上記類型区分においてLAS−E規格に準拠しているかどうかを討議した結果、貴自治体の独自目標に関する取組については次のように判定されました。
エコアクション(環境活動)部門 第1ステージ : 合格
エコマネジメント(環境経営)部門 第1ステージ : 合格
エコガバナンス(環境自治)部門 第1ステージ : 合格
なお、総合的な所見および個別所見につきましては、別紙で通知いたします。
<全体評価>
監査では3部門とも良好な結果となっており、大変評価できます。今回の第1ステージ合格で、伊丹市は環境自治体として良いスタートが切れたと思われます。人口約19万人、職員数約2,400名という大規模の都市でも、市民監査方式を取り入れたLAS−Eによる環境マネジメントシステムが機能することを実証したことに、大きな意義があります。
<良かった点>
LAS−Eの監査では市民の視点で監査を行う点に特徴がありますが、市民の皆さんが行政内部をつぶさに見て回ったのは恐らく今回が初めてではないでしょうか。この意義は非常に大きいと思います。その市民監査員の大半を公募形式で選定した行政側にも敬意を表したいと思います。
市民監査員の書いた個別所見は、全体的なことから細部まで良く整理されており、大いに評価できるものと思われます。大半が公募市民ということで当初は監査員間の意識の差があったものと思われますが、監査員会議を重ね、その差を乗り越えていった努力のたまものではないでしょうか。
<今後の課題>
伊丹市は環境基本条例、環境基本計画をはじめとする各種計画・制度が整備されており、環境自治体としてのポテンシャルがかなり高いと思われます。LAS−Eの第2ステージ相当の力を既に持っているのではないでしょうか。来年度は第2ステージにチャレンジすることを期待します。
・初めての環境マネジメントシステム運用で、スターティングの段階としては取り組む事項を細かく記述した計画書や手引き書等のマニュアルがあることで、職員の皆さんも取り組みやすく良いスタートが切れたと思われます。しかしながらこれに過度に依存してしまうとマニュアルのとおりに実施すること自体が目的になってしまうので、そうならないよう今後マニュアルの妥当性を繰り返し検証していくことが必要です。
・LAS−Eに沿った取り組みを進めていくことは、被監査組織が環境自治体としてのステップアップを図っていくためのラーニング(学習)プロセスといえます。監査を行うことは、職員のステップアップの手助けをするものと捉えて、今後も意欲的かつ柔軟な監査を希望します。
・エコガバナンス部門の取り組みにもう少し広がりがあると良いと思います。例えば環境教育に関する取り組みについて、詳しく紹介してはいかがでしょうか。また今回のLAS−Eの活動内容や実施プロセスについても、環境報告書の中で取り上げていくことを望みます。